耳の聞こえと認知症の発症

聴力は20代をピークに加齢に伴って徐々に低下していきます。

加齢以外に難聴の原因がないものを老人性難聴といい、内耳にある音を感じ取る細胞の数が減少したり、細胞の機能が低下したり、音を聞く神経に衰えが生じたりすることによって聞こえにくくなるとされています。

近年の国内外の研究によって、難聴のために音の刺激や脳に伝えられる情報量が少ない状態にさらされてしまうと、脳の萎縮や神経細胞の弱まりが進み、それが認知症の発症に大きく影響することが明らかになってきました。

加齢による耳の異常は漢方では腎の衰えととらえ、腎の機能を高める漢方薬を用います。

現代人の感覚からしますと腎は泌尿器と考えがちですが、漢方ではもっと広い働きと理解されています。

腎は生命活動の原動力を供給する臓器であり、成長・発育・生殖などに関わっています。

したがって腎の機能が衰えると老化が早まり、加齢変化として聴力低下などが発生すると考えます。

テレビの音量が大きくなってきたり、携帯電話の呼び出し音が聞こえにくくなってきたら、認知症予防を含めた老化対策に取り組みましょう。

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